ラフコリーの犬図鑑

ラフコリーの歴史

イギリス・スコットランド地方の牧羊の歴史は大変古いものですが、牧羊犬としてのラフコリーの歴史は19世紀ころまで記録がないとされています。
鼻の長い大きな犬として知られているラフコリーですが、これも19世紀頃の他犬種との交配で強調されるようになったようです。また、コリーという名前は古いスコットランド語で「黒い犬」という意味であり、同じスコットランド原産のボーダーコリーにも当てはまります。
現代は茶色と白の毛色が非常によく知られていますが、黒い犬の名の通り、古くはトライカラーが多く存在し、トライから生まれるブルーマールも多くいたようです。

ラフコリーには、非常によく似た近縁にスムースコリーの存在があります。世界中で人気犬種となっているラフコリーよりは数が少ないものの、牧羊が盛んだった時代にはスムースコリーも人気の実用犬種でした。
一見した容姿はラフコリーを短毛にしただけのようですが、近年の研究でもともと別の犬種であったと考えられています。ラフコリーとスムースコリーの交配が積極的に行われた時期があり、その結果2つの犬種は良く似た容姿を持つことになり、同じ犬種と考えられてしまったようです。

1860年頃、犬好きで知られたイギリスのビクトリア女王は、スコットランドで見かけたコリーたちを気に入り、2頭を連れて帰ることにしました。実はこの時のコリーは、ラフコリーではなくスムースコリーだったと伝えられています。
スムースコリーに注目が集まると同時に、スムースコリーより穏やかで落ち着いているとされるラフコリーが広く知られるようになりました。
さらに、1870年代になると、初期のコリーではそれほど多くなかった茶色と白のセーブルの毛色が人気となり、イギリス国内だけでなく、アメリカにも輸出されるようになりました。

アメリカにわたったコリーたちは、大型犬の飼育について比較的余裕のある住宅事情にマッチし、イギリス同様、最初は富裕層など上流階級で飼育されていました。賢くエレガントで高級な犬のイメージであったラフコリーの人気を一般大衆に広めたのは、映画やテレビで大人気を博した「名犬ラッシー」の物語でした。
庶民の家族に可愛がられていたラフコリーのラッシーは、賢く優しい犬として評判でした。しかし、戦中戦後の不景気により飼育が難しくなり、富裕層の家庭に半ば強引に引き取られていきましたが、元の家族を慕って逃げ出します。そして数々の難局を乗り越えながら遠路を帰宅して、親しんでいた子供と再会を果たすという物語でした。
この物語の影響からか、ラフコリーは一般家庭でも飼える賢く愛らしい犬として広く飼育されるようになり、大変な人気となりました。

ラフコリーの特徴

細長いマズルに先が折れ曲がった半立ち耳、えりまきのような胸元としっぽ、手足の豪華な飾り毛がラフコリーの特徴です。
首やしっぽは長すぎず、体長と体高はバランスよく、全体に均整が取れていることが大切です。
ラフコリーの標準的な体高はオス61cm、メス56cmとされています。

ラフコリーの性格

ラフコリーは明るく穏やかで従順、非常に賢く、洞察力があり、自分で判断する力を持ちます。
基本的にはおおらかで神経質ではありませんが、少々がさつな仕草がみられることがあります。

ラフコリーの飼い方

ラフコリーは大型の牧羊犬ですので、毎日たくさんの運動が必要です。
特に1~2才ころまでは朝晩1時間ずつの散歩でも物足りないかも知れません。
飼育に当たっては、十分な運動量を日々確保できるかどうかをまず検討する必要があります。

非常に賢く物覚えが良いため、しつけは難しくありません。
洞察力があり、一緒に暮らしていると家族の指示や行動を先回りしようとすることがあるほどですので、上手に教えればボールだけではなく、指示されたいろいろな物を持ってくることができるようになります。
それだけに、欲求不満になると胃腸障害を起こしたり、若い頃は派手ないたずらをすることがありますので、運動量やコミュニケーションが必要です。
社交的であり、また大変辛抱強いため、子供や他のペットとも仲良くできます。

ラフコリーは長毛のダブルコートで、抜け毛は多くあります。できれば毎日、少なくとも週に3回程度のブラッシングをしてあげましょう。

ラフコリーの毛色

ラフコリーはセーブル&ホワイト(茶白)、トライカラー(黒白茶)、ブルーマール(灰白黒茶の大理石模様)の3色が公認されています。
なお、頭部や体の一部にだけ上記の毛色があり全体が白いホワイトコリーも存在します。ドッグショーなどでは公認されないことが多いようです。

ラフコリーの気を付けたい病気

ラフコリーには、この犬種独特の遺伝性眼科疾患があります。コリー・アイ(コリー眼異常)と呼ばれる疾患で、成長に従って目の中の血管や組織の異常化が進行し、失明することもある病気です。治療の方法はないため、この素因を持つ犬を繁殖しないこと以外に食い止める方法がないことでも知られています。
また、頭部が白いコリーや、両親がブルーマールやセーブルマールの場合、聴覚障害や視覚障害を起こす可能性が高くなります。

コリーは胃がんの好発犬種とされていますが、消化器の弱い個体も多く、おなかが緩くなりがちな場合も多いようです。繊細な面があるため、ストレスが原因になることもあるようです。

なお、ラフコリーはフィラリア予防薬に使われるイベルメクチンという成分に敏感で、この成分が入った薬を使うと、突然倒れるなど神経症状を起こすことがあります。フィラリア予防薬は必ず獣医師と相談して処方してもらいましょう。

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